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融資を受けたら決算説明にまめに足を運ぼう!

「銀行から無事、希望額通りの融資を受けることができた」。とてもうれしいことですが、喜んでばかりもいられません。

その後の、銀行とのコミュニケーションとして、決算説明にまめに足を運ぶことが大事です。

 

決算書を渡す3つのパターンと印象度

印象が良いのは決算書を銀行へ持参すること

決算書を渡す方法として印象が良い順に並べると次のとおりです。

  1. 銀行担当者宛に訪問する
  2. 銀行担当者が来社する
  3. 郵送する

 

1は、銀行から見れば、わざわざ足を運んでくれるので好印象を持たれます。また、その際に担当者だけではなく担当者の上席者が同席する場合には、上席者とも接点を作ることができるので良いでしょう。

2は、銀行担当者が会社へ足を運ぶパターンですが、わざわざ足を運ぶくらいですから、その会社に対して関心を持っていると言えるでしょう。

3は機械的に決算書を渡すのみですので特に印象が良くなるわけではありませんし、銀行からすればその会社に対してそれほど関心を持っていないとも言えます。

 

銀行担当者との面談の際に顧問税理士が同席する場合

顧問税理士が同席することは、銀行担当者から見れば、決算説明をより詳細に受けることができるので良いことです。

ただし、注意しなければならないことは、顧問税理士が喋りすぎないようにすることです。

会社の決算に責任を持つのは、顧問税理士ではなく社長です。社長が責任を持って自分の言葉で説明することが重要です。

顧問税理士はあくまでもサポート役に徹するようにしましょう。

 

決算説明のポイント

銀行担当者に決算説明を行う際には、次の3点に気をつけましょう。

 

具体的にわかりやすく行う

「売上高は前年同期比較で10%増加した」、「月別原価率が約1%ずつ悪化している」、など具体的な数字を挙げて説明しましょう。

単に、売上が増えた、利益が減ったなどの言い方では説明としては不十分です。

また、決算数値が良かった場合でも悪かった場合でもそうですが、なぜそうなったのか要因を説明できるようにしましょう

「要因がわからないけど経費が増加した」ではやはり説明としては不足しています。

結果が良かったのだから要因を説明しなくても良い、ということにもなりません。

 

PDCAサイクルを意識し、特に自社の弱みや課題も説明する

PDCAとは、(P)計画→(D)行動→(C)検証→(A)改善→(P)計画の一連の流れでこのサイクルをしっかりと回すことがビジネスの基本行動となるものです。

決算説明はこのうち、(C)検証に該当する行為です。

決算説明を行う際には、決算数値は(P)計画(事業計画)に対してどうだったのか説明することが大事です。

「決算数値は事業計画値からどのくらいズレたのか」、「計画通りにいかなかった要因は何か」を分析し説明しましょう。

また、そうしたことをしっかり分析できれば、自社の弱みや解決すべき課題が浮き彫りになります

そうすると、自然の流れとして、以下に記載の通り、自社の弱みや課題に対して、いつどのように改善していくのか、つまり(A)改善を説明することとなります。

 

今後の展望や打開策を重点的に説明する

たとえ現状が芳しくなくても、発見した弱みや課題に対していつどのように改善していくのかをしっかりと説明していくことはとても重要なことです。

言い方を変えると、現状の決算数値が悪かったとしても、それはそれとして受け止めつつも、今後どのように改善アクションをやっていくのかの方が重要だったりします。

今後の展望や打開策を適切に説明することができれば、会社の経営管理能力は高いとみなされ銀行担当者の印象は上がりますし、今後の融資へのステップとなりますので、しっかりと行いたいところです。

 

 

決算説明時に銀行担当者から質問される事項とは?

銀行担当者からどのような質問を受けるでしょうか。

比較的よくある質問は次のとおりですが、あくまで一例です。

決算説明の面談までに自社の決算をしっかり分析し想定問答を作っておくことが必要です。

  • 必要な運転資金はどのくらいと考えているか?
  • 手元資金はどのくらいが適正と考えているか?
  • 借入規模はどのくらいが適正と考えているか?
  • 売掛金・買掛金の金額は回収サイトと一致しているか?
  • 不動産や投資有価証券は本業にどのくらい関係しているのか?
  • 税金や社会保険の滞納は無いか?

 

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